非婚の不安
「負け犬」に代表される非婚の30歳以上男女の存在が広く認められるようになったが、一方でそれを巡る議論が老後の問題へとスムーズに進まないのはなんでだろう?
自分もそのカテゴリーに入るだけに素直に不思議に思う。
別に結婚しようがしまいがその選択が多いのは与件であって、その是非を問うこと自体は不毛だ。問題なのはその選択をした時の社会的な影響であり、当人たちにとっては家族を作らなかった場合に一番不安だろう老後の問題だろう。
老後に感じる漠然とした不安
単純に自分で不安に思っているのは、2点あり、
- 両親の老後の世話
- 自分の老後の世話
自分で出来ることはやるとして、至らない部分は民間企業からのサービス購入で対応するのが現実的な対応だろう。
そのためには金銭が必要だ。そこそこの収入は確保しなければならない。
単純な試算
今後必要な収入を単純に試算してみた。
単純計算だが、月60万程度の手取りが必要で、年間800〜900万程度の収入が継続的に必要そう。
- 両親含めた生活費
単純に現状の経常費用で考えても、月40〜50万は必要。
かつ自分の老後を考えれば、年金のみに頼った中での生活が余儀なくされる。(更に福祉サービスでの費用増加が見込まれる)
- 自分の老後のための貯蓄
国民年金の破綻を想定すると、
資産運用の利益を年間5%程度、年間500万程度の生活費と仮置きをすると1億円程度の貯蓄も必要だ。(老後が永遠に続くとして)
仮に今後30年で貯蓄し、年間5%で運用すると仮定すると、年間150万の貯蓄が必要で、月13万程度は貯蓄する必要がある。
結婚も出来ない?
5%の運用という仮定も入れているのでかなり甘い試算。
これでは先行きに安心感など持てない。
この上家族を養うなど、正直考えられないな。
共働きだとすればなんとかなるのだろが・・・
子供を作るとすれば、どちらかは育児に何年も集中しなければならないし、ダブルインカムの想定は限定的にする必要がある。
そう考えると両親、時代にも感謝しなきゃな
子供時代、兄弟三人とも小学校から私立に通っていた。Kみたいなエスカレーターは避けたから、受験向けに塾通いもしていた。どんだけ金が掛かったのかと思う。
ある程度バブルな時代で、家も羽振りが良かった。キャッシュで家を買ったりしていたみたいだし。これが幸いだったのだろう。
誤解を与えそうだけれど、自分の経験がない公立教育を子供に受けされるのは潔しとしない。今それを貫くには経済的に厳しいな。