全入時代の話もよくわからないな
18際人口の減少により、大学に希望すれば数字上全員が入学可能な全入時代、、、というのだけれど、どうも大学間の影響もまちまちのように思う。
まず18歳人口の減少をファクターにするのがそもそもおかしくて、単純に進学希望者数と大学定員*1
の比較をしてれば判るのに、そういう資料にうまくぶつからない。困るな。
基本的には進学希望者数=大学定員総数の状態がH19年頃にきて、全入時代になるということなんだけど。
18歳人口の減少:H5年 の影響
細かくみていくと面白いのは、18歳人口が減少し始めるH5以降も進学率*2が1%くらいずつ上昇して、H11頃に頭打ちになる。
で、18歳人口が減少し始めたH5頃にすぐ影響が出てる大学もある。早稲田なんかは入学希望者が減っているし、それで収益*3に影響が出てる。
きっと人気大学では、人口という大きな単位で影響がでるのでしょう。
進学率の頭打ち:H11年の影響
一方で定員割れする大学が急増するのがH11年頃から。
これは人気のない大学で進学率STOPの影響がでたから、、、というのもあるだろうし、一方で大学数増加の内訳に変化があったことも考慮の必要がある。
大学数は増加している、、、と言う話も、確かにH10頃までは新設大学が増えているが、H11頃からは短期大学が大学に変わるケースが多い。
このあたりは、短期大学の進学率がダウンしているあたりで、学生うけのいい大学に鞍替えしてる。
大学と短期大学を括って考える
大学数が増えているのはいいとして、大学生+短期大学の学生数推移をグラフで見てみると、ここ5年くらいは一学年当たり65万人程度で安定推移している。
進学率頭打ち、18歳人口の減少により、大学進学者数が減って、人気が無い大学・短期大学に影響が出る、、、そんな状況なんすかね。