前職の同僚とランチ

以前の会社の同僚が、どうも出戻るとのことで話を聞く。
やはりあれだけ出戻りが多いのは良い職場なのだろうか?
確かに面白い会社だし、働き易いので、そう考えると
良い職場だったんだろうと思う。

なにより帰れる場所があるのは幸せなことだ。
私には出戻れる場所もないしな

私も転職して、今の会社では苦労している。
キャリアを自分の意志で作っていく、そういう観点から考える上では
その苦労には価値がある。
でもその考えは、キャリアアップというまやかしの上に成立しているのではないか?

キャリアは自分で積み上げる物なのか?

さて、自分の意志でキャリアアップするということについて考えたい。
キャリアって積み上げるものなのだろうか?
それとも自然に積み上がるものなのだろうか?
ふとそんなことを自分の経験に照らして考えてみると、確かに積み上げるものとも言えるし、積み上がるものとも言える。

積み上げるのは周囲の信頼であり、積み上がるのは縁あって振られる仕事。
良い仕事に巡りあえばキャリアにとってもプラスになし、実際そういう経験をしてきた。
他社に行っても価値がある仕事は、大体転職してから1〜2年のタイミングからしかない。
転職するときのデメリットは、まさに周囲の信頼などを一から構築することだろう。

短期的視点で快適な環境を求め続けるのも一興

前進を続けることも、同じ所に戻るのも、
キャリアを長期的視点で考えないのであれば同じとも言える。

短期的視点で考えるのであれば、今自分が仕事をする上で快適さを重視するだろう。
戻ろうが、進もうが、より快適な場所を探す。アル意味、既知の世界の中で最善を選択する。
意外にそういう短期的視点の決定が最終的に自分にとってメリットがあるんじゃないか?

そうね、やっぱ笑えるかだよな

少なくとも経営者の視点や、天使の視点ではなく、現場で手を汚して生きる人間としては短期的視点の方がよほどそぐわしく思う。
やっぱり、おいらとしては、笑えるか笑えないかで決めるようにしよう。