首相の辞任理由を巡る憶測

簡単にメモ。
首相の辞任会見での説明に納得感がないため、憶測が多くでている。
TV、週刊誌などで見てると3つくらいの理由があるみたい。

1. 健康問題(幹事長、官房長官などの主張)
2. 官邸での権力闘争からみ(首相秘書官筋の話)
3. 週刊誌スクープ(文春、現代)


3つとも辞任の理由としては不適切に思われる。
1.は辞任する必要は無い。一時入院で逃げればいい話。
2.は官房長官、幹事長に人事主導権を握られ、新法提出も画策されたことへの報復という話らしいが、権力闘争のカードとして辞任は弱すぎ。
3.は宗教団体関連(文春)や遺産相続に纏わる脱税?(現代)らしく、政局になる可能性はあるものの、即辞任に追い詰められるほどの記事とは思えない。現代は土曜発売らしいので、もしかしたら炸裂記事なのかもしれないけど。


ただ、首相の辞意表明を説明するために発せられた1、2から、官邸内での温度差、組織として機能していないことは垣間見られる。
首相が情勢判断をする上での情報も適切に提供されていたとは考えにくい。


そう考えてみると首相が会見で語った内容は、我々には納得出来なくても、彼の情勢判断では論理的整合性があったのかもしれない。会見の場でウソをいう必要も無い。

民主党党首と会談が実現できず、特措法延長に目処が立たないので、局面打開のために辞める」という話だったが、外遊出発段階での特措法の落とし所が正にこれだったが、帰国後、梯子が外されていたという話なのかもしれない。